【特別企画 日本消化器病学会 若手医師の会(消化器病学会)】

医師のワークライフバランスについて

議題1:医師の働き方改革

 2024年4月から適用される予定の「医師の働き方改革」。診療時間外や休日にも業務を行う医師が多い現状を変えるために、また長時間労働に陥りがちな医師の健康の確保や、仕事と家庭の両立を実現させるために医師の働き方改革が求められています。しかし、皆様が勤務する病院においてスムーズな新制度への移行は可能でしょうか。また新制度に移行するために我々現場の医師がとるべき対応とはどのようなものになるでしょうか。

議題2:育児休暇制度

 厚生労働省の調査では、企業などで働く男性の2022年度の育児休暇取得率は17%と過去最高ではあったものの、政府目標である「2025年までに50%」からは大きな開きがあります。一方で、女性の取得率は80%と高いものの、出産前後の離職率・退職率の高さや、仕事と育児の両立が困難となり、キャリアプランの変更を余儀なくされるケースがみられることが課題となっています。我々の従事する医療業界において、男性医師が育児休暇を取りやすい環境や女性医師が産休・育休から復帰しやすい職場を実現するために我々はどうすればよいでしょうか。

 これらの議題について演者のみならず、幅広い年代の先生方に積極的にご参加いただいて、自由に意見や情報を出し合いながら議論を深めたいと思っています。


*医師のワークライフバランスについて「医師の働き方改革 」「育児休暇制度」について若手の会から講演とディスカッションを行いました。