特別企画『内視鏡学会女性医師の会』『消化器病学会女性医師の会』『消化器病若手医師の会』合同セッション】

 日常診療の中で多くの症例と接する機会がある消化器医にとって、時に非常に印象的な症例を経験することがある。創意工夫で診療にあたり臨床経過が良好であった症例、最善を尽くしたにも関わらず経過が芳しくなかった症例、いわゆるcommon disease であっても病態や治療方針が非常に勉強になった症例、コミュニケーションの中でその後の医師人生にヒントを与えてくれた症例など、消化器医1 人1 人に、「心に残る症例」が存在すると思われる。一方で、同じ消化器医としての経験であっても、立場や年次変われば、症例に対しての考察や所感にも差異が存在している可能性がある。

 そこで今回、消化器内視鏡学会女性内視鏡医の会、消化器病学会女性医師の会・若手医師の会の合同セッションとして『CHUGOKU cup』という形式をとり、各県一人ずつ若手の先生に自己紹介も含め「心に残る症例」を6 分間で自由に提示していただき、その発表のユニークさ、メッセージ性、努力度等について、総合的に審査員による採点を行う。同じ消化器医として経験を共有し、若手医師や女性医師を含めた、様々な立場から討論することにより、日常診療の課題や消化器診療の魅力を再認識する機会としたい。

 


*各県一人ずつ若手の先生に「心に残る症例」を自由に提示していただき、その発表のユニークさ、メッセージ性、努力度等について、総合的に審査員による採点を行う『CHUGOKU cup』を行いました。